規約更新が話題になっているけど内容基本変わってないよな? と思っているので情報の引用+自分の認識について
Twitter(X)利用規約 話題になってるのは多分「3.本サービス上のコンテンツ ユーザーの権利およびコンテンツに対する権利の許諾」のあたり
いつまでTwitter呼びしてんだって話ですが、Xって紛らわしくて検索性悪そう…… なのが気になるのでTwitter表記にしている
尚この文章にSNSを引っ越したり、絵の投稿を控えたりする行為を否定する意味はありません。
元々規約の記載や他の部分で不信感があったとか、人が多くて荒れやすいからとか、既に加害行為をされているとか、他にも私の考えが及ばない範囲にもいくらでも理由はあるだろうし
第一、個人の価値観と意思決定は常に尊重されるべきことなので。
ただ話題になっているような「コンテンツを本人の意思に沿わず無断利用するため」の文面が実際に書いてあるかは疑問で、扇動ポストが伸びて騒がれているだけなんじゃ…… と感じているところがある。
引用している各ポストはどれも連続ポストでより具体的に分かり易く内容を解説しているので、リンク飛んで読んだ方がわかり易いです。
いつものように気になったので変わってない部分をさがす
— なにそれ (@nanisore221) October 17, 2024
1/2
・"投稿物の所有権はユーザにある"は不変
・「当社に対し無償で許諾」が『ロイヤリティフリーのライセンス』という表現に変更
2/2
・"投稿物はサービス内や他所で使われるよ" "投稿に関するややこしい問題は事前に解決しててね" は不変 pic.twitter.com/MsAs7vrQwC
『当社に対し無償で許諾』→『ロイヤリティフリーのライセンスを当社に付与』
意味、同じでは
わかり易くするために文言変えたんだろうか わかり易くなってるのかよくわからんが……
ちなみに時々混同される事がありますが
— 不協和音(繁忙期Re:RISE・NEOなう👼) (@dissonantia_04) October 17, 2024
ロイヤリティーフリーと著作権フリーは
本来全く違うものですのでご注意ください
件のTwitterの更新予定の規約変更に書かれているのは
ロイヤリティフリーの方です
(=無断転載OKという訳ではない) pic.twitter.com/Gk54S7dmDW
規約にはおそらく「ロイヤリティ=使用料、をTwitter社がTwitter上で表示する分にはユーザーに払わないよ」と書いてある。加えて「リポストやTwitter APIで外部サイトに引用する機能も、使った個人から元ツイート主へ支払い義務は発生しないよ」とも書いてある。
この「非独占的」「ロイヤリティフリー」のあたりがかなり、誤読されている、のでは………… という感じがしている自分は… ロイヤリティフリーじゃなくてCCライセンス(Creative Commons Licenses)やPD(Public Domain)のように解釈してるっぽい投稿をわりと見かける。
Xの利用規約変更で投稿した絵がAI学習に使えるようになるというやつ、
— パルポロ (@paruporo_RS3) October 17, 2024
変更前の規約から複製,改変できるようになってるし、
なんならSNSの画像処理の仕様上どうしようもないからblue skyでも規定されてるし、多分他のSNSでもそうなってるという話。
要するに規約は予防線を張っているに過ぎない。 pic.twitter.com/4uGAYebNiT
同様の規約は他SNSでも書いてあることが多く、例えばpixivサービス利用規約では第21条 知的財産権の帰属および使用許諾 の 3. に同じような内容の記載がある。
人はなぜ規約における車輪の再発明をしてしまうのか
— 高遠 頼@生命科学VTuber(たかとー らい)🧬 🔬 🥼 (@takatoh_life) October 17, 2024
(この規約やばいです!→ オンラインサービスではよくある規約。規約が変わりました!→ 変わってない etc をたくさん見てきた顔) https://t.co/szw5nyPwqP
やはり扇動バズ狙いポストする人が居ただけなのでは…… 規約ほとんど変わってないし…
Twitter (現X)の規約変更について
— 高遠 頼@生命科学VTuber(たかとー らい)🧬 🔬 🥼 (@takatoh_life) October 17, 2024
2024年11月15日に発効されますが、今の規約とあまり変更がないことに注意が必要です。
生成AI、機械学習が記載され、今のものより明示的、分かりやすく示しただけです。https://t.co/moOQEEEk0Bhttps://t.co/mOlOGFyxFK pic.twitter.com/1JAXLzqbq5
トレンド、オススメツイート、オススメユーザー なんかの表示にAⅠ学習が必要で、生成が流行る前から記載あったんだよっていう話
- 規約の内容はほぼ変わっていない
- 他SNSにも同様の規約はある
- AⅠ学習はTwitter社に対して許可しているだけ
以上から、今回の規約変更を理由にSNSを別の場所に移すのは何らかの誤読があるのでは、と思ってしまう。規約変更以外に理由があったり自分のサイトだけにするならまあ…… タイミングは謎だけど… 私が謎に思うだけで普通にその人がサーバー借りる準備整ったとかはあるかもしれないし、それを説明する必要はないですが
私個人はAI学習が嫌なのではなく、AI生成画像が(大量に)投稿→表示されまくるのが嫌なのだけど、この規約によってそれが増える気はあまりしていない。
昨今の生成AⅠが流行り出すよりも前から規約の記載はほとんど変わっていないので、騒ぎになっているのはやはり一部を取り出して「危ないですよ!」とでかい声で言った人が伸びたからでは……
事実の周知は良いと思うのだけど、周知できれば誤った情報が入っていても良いとは思えないので、「今回の」規約更新で~ という話が広まるのは誤りだと思う。
生成AⅠが出す画像に微塵も興味がなくGrokのことを認識してなかったため一部訂正した。
オプトアウトしないとGrokの学習に使われる可能性はあるんですね。じゃあオプトアウトしておくか…… offにしても通常投稿は除外されない、と読める文面もあるけどそれはおそらく誤訳らしいのでオプトアウトしておく意味はありそう。 参照:X(Twitter)でGrokの学習をオフにする方法 - ろぼいんブログ
今回の規約によってオプトアウトが意味を為さなくなるという説もあるらしいですが、設定やGrokに関するヘルプの記載に変更が無いなら無効になることはないのでは、と自分は思っている。
しかしGrokは規約変更以前から動いてるようなので、規約は引用したポストの通り明文化されただけなんだな
記述が強権的すぎるのでは? という話なら、慣習で「著作者人格権を行使しない」が書かれている契約書 と似た感じあるな… と思う部分はあるんだけど(ていうかpixivは書いてあるし……)、前後を読めば
「ユーザーのコンテンツはユーザーのものです。」「このライセンスによって、ユーザーは、当社や他のユーザーに対し、ご自身のポストを世界中で閲覧可能とすることを承認することになります。」
と権利を付する理由もある程度はっきりと書かれているので、話題になっているような内容が意図されているとは自分は感じなかった。懸念されてるような解釈をする場合、コンテンツの権利がユーザーにあると明記してある部分と規約内で衝突するのでは? とも自分は思うのだけど
懸念や不安がある場合仕事で契約するなら契約書を直してもらうなりきちんと説明を求めるなりすべきだけど、「著作者人格権を行使しない」みたいな無茶は契約書に書いてあったとしても万事有効ではない筈で、問題が起きて裁判などになった場合に「法も社会通念道義も犯してる無茶苦茶規定だけど契約書に書いてあれば何でも有効」とされるわけではないよな…… という気持ちもある。
規約更新あると度々話題になるけど、センセーショナルな切り抜きが伸びて文書の意味を理解する助けになるコンテンツは人目に届いてなさそう…… だし、投稿控えたりする人が多い中で黙って絵上げるのもなんかな、と思っていたので暫定の自分の考えをまとめました。
私は上記の通りTwitterだけに集中的に問題を感じてはいないので、今後も普通にサイン入れて縮小した絵を各所に上げます。これは冒頭で書いた通り、断じて皆もそうするべきという意味ではない。
自分は変わってないな~ と思いましたが、変更前後を違う意味で捉えられる点を解説してくれる方がもし居ればフォームから送ってください。誤字、誤情報の指摘も可。